よくメディアにも取り上げられ話題になるのが「航空会社ラウンジ」
名前だけ聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな航空会社ラウンジですが、中はどうなっているのか、どんなサービスを提供しているのか知っている方は少ないのではないかと思います。
今回はそんな航空会社ラウンジについてと、どうやったら働くことができるのか?航空会社ラウンジ担当に求められるものをお話しします。
私もグランドスタッフ時代にこのラウンジ担当として5年近く働いており、自分の経験を踏まえながらお伝えいしますね!
航空会社ラウンジとは?
航空会社ラウンジとは、各航空会社が用意している出発前にお過ごしいただける待合室のような場所です。
出発前に利用することができますが、一部の空港は到着後も利用することができます。
ANAだと『ANA SUITES LOUNGE』『ANA LOUNGE』
JALだと『FIRST CLASS LOUNGE』『SAKURA LOUNGE』が有名ですね。
また、各航空会社のラウンジは国内だと基幹空港(成田・羽田・伊丹・福岡・千歳・那覇)に設定されていることが多いですが、一部基幹空港以外にも運営されています。
あと、成田や羽田などの国際線空港では外資系エアラインのラウンジもあります。
どんなサービスを提供しているの?
ラウンジでは、軽食・ドリンク・アルコール・充電器やパソコンの貸出・シャワーなどを提供しています。
出発前まで仕事をしたい方やゆっくり過ごしたい方に向けたエリアになります。
最近はテレビでも取り上げられることもあり、とても注目されているのが航空会社ラウンジです!(私が働いていた頃は利用される中にはラウンジを楽しみにされている方もいらっしゃいました。)
航空会社ラウンジに入室できる人
航空会社ラウンジに入室できるのは、ざっくり言うと下記のお客様が対象です。
・各エアラインの上位会員のお客様
・ビジネスクラス・ファーストクラスを利用するお客様
各エアラインを頻繁に利用していただいているお客様・もしくは上位クラスを利用いただいているお客様が対象となります。いわゆる企業にとっては、常顧客になるようなお客様ですね。
余談ですが、最近JAL・ANAともに有料ラウンジサービスを開始しているようですね!
どうやったら航空会社ラウンジで働くことができる?
航空会社ラウンジについて簡単にご紹介しましたが、そんなラウンジの業務は各航空会社のグランドスタッフもしくはハンドリング会社が担当しています。
例えば、JAL羽田空港・成田空港ラウンジだとJALスカイが担当
(引用:JALスカイHP http://www.jalsky.co.jp/our_business/)
ANA羽田空港だとANAスカイビルサービスが担当しているようです。
(引用:ANAスカイビルサービス株式会社HP https://www.sbs.ana-g.com/works/work8/)
そのため、各航空会社のラウンジ担当として働きたい場合は採用企業へ応募する必要があります。
航空会社ラウンジ担当に求められるものとは
最後に航空会社ラウンジ担当に求めらるものをお話しします。
航空会社ラウンジにお越しになるお客様の特徴としては以下の通りです。
・旅慣れている方が多く、座席・機材・マイル・アップグレードなどの問い合わせが多い
・高いサービスに慣れている方が多い
・世界中のお客様がお越しになる
・仕事をしたい方からお食事を楽しみ方まで目的は様々
・お酒やお食事などに対して深い知識をお持ちの方が多い
各航空会社の上顧客もしくは高い航空券を購入しているお客様が利用される航空会社ラウンジのため、高いサービスや仕事に対する深い知識が求められます。
また、世界中のお客様が利用される場所のため、英語ができること、また色んな文化に対応できることが必要です。
これらの点を踏まえて、ラウンジ担当に求められるスキルは以下の通りです。
・立ち居振る舞い・身だしなみ・
・自社のサービスや空港業務に対してきちんとした知識がある
・お客様のご要望に対してきめ細やかなサービスが提供できる
・サービス英語が話せる
・自分のサービススキルを高める向上心がある
お客様からマイル・座席・到着地の施設・機内販売についてなどあらゆる質問を受けることが多いのがラウンジです。
また、ラウンジではお客様へワイン・カクテルなどのお酒を提供することもあるため、空港業務以外にもラウンジで提供しているワインなどの知識を深めてお客様からの質問に答えられるようにする必要があります。
常にこれらの質問にすぐにお答えできるよう日頃から知識を深めること、また答えられない場合はすぐに調べてお伝えできるようにしておく必要があります。
また、国際線ラウンジだと世界中のお客様がご利用になります。ある程度英語が話せること(日常会話程度でOKです)、宗教を始めたとした文化への理解も求められます。
まとめ
今回は航空会社ラウンジ業務についてお話しいたしました。
上顧客・VIP・ファーストクラス・ビジネスクラスをご利用のお客様が利用される場所であるが故に、サービス・知識・立ち居振る舞いなど高いものが求められます。
だからこそ、自分自身が成長できる業務でもあるのかなと思います。
私自身このラウンジ業務を担当したことで、ワインを始めとした様々なアルコールの知識・英語力の向上や宗教への理解・VIPの対応などラウンジをやっていないとできない経験をたくさん積むことができました。
ぜひ、グランドスタッフとしてのキャリアの一つにラウンジ担当も検討してみてくださいね!