グランドスタッフになるために必要なスキルはありますか?
将来エアラインで働くためにどんなことを勉強すれば良いですか?
よくCAやグランドスタッフを志望する方にこんな質問をよくいただいていました。
グランドスタッフとして働くために必要なスキルを知り、就職試験に向けて効率よく準備を進めていきたいですよね。
今回はグランドスタッフとして10年近く働いてきた私が感じる、グランドスタッフに必要なスキルについてお話しします。
ぜひ、最後までご覧ください!
グランドスタッフに必要なスキルとは?
グランドスタッフになるにあたって身につけておきたいスキルは以下の5つです。
①コミュニケーション能力
②マルチタスク能力
③英語力
④時間管理能力
⑤柔軟性
なぜ必要なのか1つずつ説明していきますね!
①コミュニケーション能力
接客業である以上コミュニケーション能力は欠かせません。
コミュニケーション能力が必要と言うと、話し上手をイメージされる方が多いかもしれませんが、ここで言っているのは聞く→理解する→言語化する力のことをいいます。
特に大切なのは聞く力です。
日々お客様から様々なご要望をいただきます。
座席について、搭乗便について、遅延について
きちんとお客様のご要望を聞いて、理解しないと満足のいくサービスを提供することはできません。ひどい場合はクレームになる場合もあります。
一方通行ではなく、しっかりとお客様の話しを聞いて理解する力がグランドスタッフとして求められます。
②マルチタスク能力
グランドスタッフは本当にいろんな作業を同時に行います。
例えば搭乗ゲートでは、お客様へ搭乗案内アナウンスをしながら、後輩へ指示出し、お客様の荷物をお預かりしながら、機内へご案内など。
チェックインカウンターでは、荷物の重さを測って、危険物が入ってないか確認して、マイレージの登録をして、搭乗券を発行して、そうしているうちにお客様から座席の変更のリクエストを受けたりと短時間でいろんな作業を行う必要があります。
どれも安全・保安に関わる作業なので一つでも欠けていてはいけません。
同時にいろんな作業を行う能力がグランドスタッフには求められます。
③英語力
「私は国内線グランドスタッフ志望だから英語は関係ない」
そう思ったあなた、甘いです!
コロナが明けて多くの外国人の方が来日し、東京だけでなく大阪や北海道など、地方に行く方も多く、国内線を利用される方も多数いらっしゃいます。
国内線担当のグランドスタッフでも最低限の英語が話せないと、お客様とスムーズに会話することはできません。
④時間管理能力
グランドスタッフの仕事は時間との戦いです。
次の便が何時何分だから、そろそろお客様へお声がけをしなきゃ
搭乗開始5分前だからお客様を搭乗口に案内しなきゃ
など、飛行機を定時に出発するためには時間を意識して、自分が今何をするべきか考えて動く必要があります。
マイペースに動いていると先輩や上司に厳しく指導されます…
定時出発を守るために、常に時間を意識して動くスキルが求められます。
⑤臨機応変に対応する力
グランドスタッフとして働く上で、様々な規約やルールが存在します。
安全に飛行機を運行する上で必要なルールであるため、きちんと守る必要がありますが、規則を守った上でお客さまのご要望にきめ細やかに応えていく必要があります。
また、出発直前にお客様から座席や荷物について問い合わせを受ける可能性があります。そういった場合でも臨機応変に対応していく必要があります。
どうやって鍛えていく?
以上5点、必要なスキルを挙げていきましたがどのようにこれらのスキルを高めていくのか方法もご紹介します。
①業務の中でPDCAを回しながら高めていく
まずは日々の業務内容の振り返りをしていきましょう。
「今日は時間を意識して動けていたか」
「お客様との会話の中でどのようなことを意識して話すことができたか」
出来なかったことや改善点を洗い出しましょう。
その後にじゃあどのように動けばよかったか、次回どのようにすべきかを考えて日々改善していきましょう!そうすることで着実に改善していきます。
①本やセミナーにいきノウハウを取得する
コミュニケーション方法や効率的な仕事の進め方は書籍にまとめてあることが多いです。そのため、コミュニケーション術などの書籍を読んでノウハウを知ることはとても有効です。
②普段の生活を通して改善していく
本やセミナーで知識を身につけたら次は実践です。普段の生活の中で、積極的に活用していきましょう。
コミュニケーションだと、家族・友人との会話や仕事など、マルチタスクだと、仕事や家事など、実践を通して身についていきます。普段の生活を積極的に活用していきましょう。
まとめ
今回ご紹介したスキルはグランドスタッフとして働く上で、どれも必須となるものです。
磨いておくことで、採用試験の自己PRとして使うことが出来たり、入社した後もすぐに現場で活躍することが出来ます。
ぜひ参考にしてみてください!