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【外資系航空会社で働きたい】”REP”という仕事についてご紹介します!

グランドスタッフを目指している方の中には外資系航空会社で働きたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

そんな方にご紹介したいのが外資系航空会社でREPとして働く方法。

初めて聞いた方もきっと多いのではないでしょうか。

そんなREP業務について今回は詳しく説明していきます!

外資系航空会社のREPという仕事とは?

REPとは、「Representative」の略で外資系航空会社における代表者・責任者のことを指します。

例えば、とある外資系航空会社に搭乗するためにチェックインカウンターに行ったら、カウンターにいたスタッフはANAもしくはJALの制服を着たスタッフだった経験はありませんか?

日本に就航している外資系航空会社は、チェックインカウンター業務・ゲート業務などはANA/JALをはじめとしたハンドリング会社へ委託していることがほとんどです。

実際にハンドリングをしているのは実際のエアライン本体のスタッフではないのです。

とはいえ、全ての業務をハンドリング会社にお任せすることが出来ません。ハンドリング会社はそれぞれの航空会社の細かいルールやサービスは把握していません。

またクレームやイレギュラーなどもその会社の社員でないと対応することができません。

そんな時に対応するのが”REP”と呼ばれる方たちです。

REPの業務内容とは?

REP担当者が主に担当している業務は以下の通りです。

チェックインカウンターでのイレギュラー対応

搭乗ゲート業務での責任者

本社とのやりとり

お客様のクレーム対応

ハンドリング会社との調整

運航乗務員・客室乗務員のホテル手配・運航状況の共有

会社によって業務範囲は様々ですが、本社やハンドリング会社との調整業務やお客様対応・イレギュラー対応などを行っています。

本社から新しいルールやサービスなどの発信があった場合、それをハンドリング会社へ周知したり、フライトが遅延する場合はお客様の振替便の手配やホテルの予約なども行っています。

あとは、ハンドリング会社が規定に則って業務を行っているかの確認、お客様からのクレームなども会社の代表として対応する必要があります。

REPとして働くメリット

航空会社の制服を着て仕事が出来る

外資系航空会社のREPになると、その会社の制服を着て仕事をすることができます。

(ハンドリング会社だと、基本的に自分達の制服を着用するため着ることはできません。)

制服のデザインはCAとほとんど同じデザインであることが多いです。

日系とはまた違った、艶やかで素敵なデザインの制服を着用して仕事が出来るのはモチベーションになりますよね!

給料・福利厚生などの待遇は日系よりも良い

お給料はやはり日系グランドスタッフよりも良いことが多いです。

REP業務は、自分で意思決定したりイレギュラーなどの対応をすることが多く責任が大き位こともあり、給料も高く設定されているのかなと思います。

また、エアライン従業用航空券(EF)なども外資系の方が手厚い傾向にあります。

(会社によっては家族はもちろん、友達にも譲渡できるEFがある会社も!)

自分の采配で意志決定できる

先ほどもお伝えした通り、会社の代表として採用されているため何か起こった時の判断はREPが行います。

自分の判断次第でハンドリングが変わりますので、責任はありますがその分やりがいもある仕事だと言えます。

REPとして働くデメリット

少人数採用のため、仕事量が多い

REPの採用人数は多くないため、少人数でシフト・仕事を回していく必要があります。

イレギュラー時の振替便やホテルの手配、お客様からクレーム対応も限られたスタッフ数で対応する必要があります。

また、外国人キャプテンや客室乗務員のホテル・バス手配や運行状況の確認など空港ハンドリングだけでなく、フライトクルーのケアもREPが行っています。

業績が悪くなるとレイオフになる

業績が悪くなったり、自分が担当している路線の運休が決まるとすぐにレイオフ(一時解雇)通知を受けることがあります。

今回のコロナウイルスの時も、REP業務を担当している知り合いが自分が担当していた路線が運休になったことを受け、レイオフ通知を受けていました。

日系企業のように、終身雇用が担保されているわけではないので、万が一のことを想定しておく必要があるのかなと思います。

外資系航空会社のREPとして働くには?

REPとして働くためには、外資系航空会社の募集に応募して採用してもらう必要があります。

日系航空会社と違って定期的に募集が出るわけではなく、人員補充する際に募集が出るので自分が働きたいエアラインがあるのであれば、こまめに募集をチェックする必要があります。

また、未経験でREP業務をする人は少ない印象で、大体3〜5年程度ハンドリング会社で働いたのち、REPとして外資系航空会社へ転職する方が多い印象です。

ある程度、グランドスタッフとしての経験を積んでおいた方が転職した後もスムーズに仕事を進めることができます。

(募集要項にもハンドリング会社での経験○年以上と求められることがあります)

まとめ

今回は外資系航空会社のREP業務をご紹介しました。

航空会社の代表として、働く必要があるので責任や業務量が多くなる一方で、自分の判断によって定時で出発させることができたり、スムーズにハンドリング出来たりとやりがいのある仕事であることは間違いありません。

グランドスタッフになった後のキャリアの一つとして選択肢に入れるのもありかもしれません。

ABOUT ME
いろは@元日系国際線GS
10年近くグランドスタッフ(GS)として勤務した経験を元に、グランドスタッフと目指す方に役立つ情報を発信しています。