空港を颯爽と歩いているイメージを持たれるグランドスタッフですが、
その裏には数々の失敗や恥ずかしいミスをやらかしています。
漏れなく私もその一人で(笑)大勢の先輩を巻き込んだものから、お客様に笑われたものまで失敗をしてきました…
そんなこれまでのやらかしを懺悔の意味を込めてご紹介します。
「こんな人でもグランドスタッフになれたんだ〜」と反面教師にしていただければ幸いです(笑)
新人時代はもちろん中堅になっても失敗だらけ
グランドスタッフとして数年働いていましたが、私がおっちょこちょいだったこともあり本当に多くのやらかしをしてきました…
(よくこんな感じで働いてこれたなと思うことも本当によくあります。)
新人時代はもちろんなのですが、中堅となってからもちょこちょことやらかしております…
①似たようなお客様と名前を間違えてチェックイン
LEEさんPARKさんなど、似たような名前が多い中国籍・韓国籍のお客様
チェックインカウンターを担当していた際に、お客様からパスポートをお預かりし、チェックインしようと予約を見たら同じLEE様の予約がずらり…
きちんと確認して、パスポート通りの名前を選択したと思ったのに最後お客様に搭乗券を渡す前に再度確認したら、パスポートの名前は「LEE GYUMIN」様、でも搭乗券に記載されている名前は「LEE GYAMIN」様
私は違う方の予約でチェックインしてしまっていたのです…
すぐに先輩を呼んで、チェックインをキャンセルしてもらいましたが、違うお客様の予約でチェックインすることをミスチェックインといい、保安上重大な問題となります。
この一件以降、韓国籍や中国籍のお客さまのチェックインする際は時間がかかっても一文字ずつチェックし、お客様へ搭乗券をお渡しするようになりました。
②お客さまからサインをもらい忘れてダッシュ
お客さまへ書類の記入をお願いすることも多いのがグランドスタッフの仕事
この日はチェックインカウンターでお荷物の超過料金に関する対応をしていました。
料金計算も終わり、支払い手続きも無事終わり、お客様を見送り、ほっとしたのも束の間。
本来サインをもらうはずの用紙にサインをもらっていないことに気づきました。
後でサインをもらってないことがバレたら先輩に怒られる!と思い、ダッシュでお客様の後を追いかけ、無事サインをいただくことが出来ました!
私が必死の形相でお客様を追いかけていたのか、お客様も若干引き気味だったような気がします(笑)
③アナウンスで行き先を間違えてお客様に囲まれた
搭乗ゲート担当だった時のこと。
お客様へ搭乗時間のアナウンスをするのもグランドスタッフの仕事です。
「先輩からいろはちゃん、搭乗アナウンスお願い!」と頼まれ、アナウンスをしたのですが、台湾行きの搭乗ゲートで、私は「上海行き」とアナウンスしてしまったのです。
もちろん搭乗ゲートにいたお客様はざわざわ……「え?このゲートって台湾行きじゃないの?』とお客様からの問い合わせに囲まれてしまいました。
もちろん先輩からも「いろはちゃん、行き先間違えてるよ!すぐに訂正のアナウンスかけて!」
と言われ、すぐに訂正アナウンスをかけお客様へ直接お詫びをしました。
「びっくりしたよ〜ゲート間違えたかと思ったよ〜」と笑いながらお話ししてくださるお客様にとても救われたのですが、アナウンスをする前は一呼吸置いて行き先を確認しようと心に誓いました。
失敗やミスをしてしまった時の対処方法
そんな数々の珍事件(?)を繰り返してきた新人時代ですが、失敗してしまった時の乗り越え方についてご紹介します。
①ミスを素直に認めてお客様や先輩に謝る
とにかくまずは自分のミスを認めることが大切!
状況によっては必ずしも自分だけの責任じゃない時ってありますよね。
「あの先輩がこうやれって言ったからそうしたのに……」
「この状況だとこうするしかなかった」などなど
でも自分の行為によって人に迷惑をかけているのは事実。
まずは、ミスを認めて素直に謝罪しましょう。言い訳をするのはその後、求められた時だけです。
②同じミスをしないためにはどうすればいいか考える
やってしまったことはもうどうにもなりません。
どうすれば2度と同じミスを繰り返さないのか再発防止策を考えましょう。
中国籍のお客様は、似たような名前が多いことがわかったから次チェックインするときは、名前を一文字ずつ確認するようにしよう。
アナウンスをする前は、まず行き先を確認する癖をつけよう。
など、再発防止策を考えましょう。
③とにかく切り替える!
最後は気持ちを切り替えることです!
失敗してしまった時、時にはお客様や先輩からきついご意見や指導をいただくことがあります。
「あ〜先輩から悪い印象を持たれたかな〜」とか
「仕事できない子って思われたらどうしよう」など考えてしまうかもしれませんが
案外指摘した先輩は覚えていないものです。
それよりも同じ失敗を繰り返す方が「あの子は…」と言われてしまいます。
でも起きてしまったことはもうどうにも覆すことは出来ません。
誠心誠意、きちんと謝罪をした上で、同じミスをしない方法を考えて実践しましょう。
そこまでやったらあとやることは気持ちの切り替えだけです。
同期や家族に話したり、美味しいものを食べたりして、ネガティブな気持ちは一旦リセットしましょうね!
まとめ
グランドスタッフだけでなく、社会人として働いているとミスや失敗って避けられないですよね。
「やってしまった…」と感じて気持ちが塞ぎ込んでしまうこともあるかもしれません。
でも大丈夫です、失敗しない人なんていません。
ましてや右も左もわからない新人さんには当たり前のこと。
なんならベテラングランドスタッフでさえ、失敗をしてしまうこともあります。
大切なのはミスを認めてどうすれば同じことをしないかということ。
きちんと自分のミスを認められる人は例え失敗したとしても、悪い目で見られることはありません。
やるべきことをきちんとやって、後は「経験値が一つ上がった」と捉えていきましょうね!
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