仕事を決める上で、気になるのが残業時間の有無について。
仕事だけでなく、プライベートの時間も充実させる上で残業の有無について外すことは出来ません。今回はそんなグランドスタッフの残業事情についてお話しします。
グランドスタッフの仕事はそもそも残業があるの？残業になるのはどんなケース？手当はしっかり支払われるのか、そんな疑問にお答えします！
グランドスタッフの仕事は残業が多いのか
結論から言うと、残業はほとんどありません！
グランドスタッフのシフトは、早番・遅番に分かれており残業にならないように勤務時間が決められています。
そのため、時間になれば交代の方が来てくれるのでイレギュラーなどが発生しなければ残業なしで退勤することができます。
シフト勤務のため、生活リズムは不規則ですがその分一般的な企業と比べて残業時間はかなり少ないと言えます。
勤務中に残業が発生するケースとは？
①天候不良や飛行機の整備作業が発生した場合
出発・到着空港の悪天候や出発間際に飛行機の整備作業が発生した場合、出発時間や到着時間が遅れてしまうため残業となる可能性があります。
出発便の遅延だと、お客様への説明やミールクーポンの用意、あとは代替便の手配などを行う必要があり、また、到着便が夜になってしまった場合、代替交通手段の手配や遅延補償金の準備・対応を行います。
交代の方が来てくださればいいのですが、来れない場合は残業をして対応することがあります。
台風が多い６月〜７月・降雪が多い１月〜２月はこの天候によるイレギュラーを受けやすい時期と言えます。
②お客様からのクレーム対応した場合
新人さんではあまり当たるケースではありませんが、インチャージなどを担当するようになるとチェックインカウンターなどで、お客様からのクレーム対応が長引いてしまい残業になることがあります。
クレーム対応だと誰かと交代してもらう訳にもいかないため、（急に終業時間だからと言ってスタッフが交代するわけにはいきませんよね…）
お客様が納得されるまできちんとお話をする必要があるため、残業になっても対応する必要があります。
③残務処理で残業になるケース
ペーパーワークが多いのもグランドスタッフの仕事の特徴です。
例えば、当日空港で販売した航空券や超過料金などの売上報告を作成したり、お客様からクレームを受けた場合の社内報告書、あとはイレギュラーが発生した際の引継ぎなどを作成する必要があります。
なるべく、勤務時間中に終えることが出来るように時間の工夫をしていますが、通常業務が忙しい日だと業務時間中に終えることが出来ないことがあります。
ただ、こちらのケースも新人の方よりインチャージなどを担当するようになった中堅の方が対応することが多いです。
残業代はきちんと支払われる？
こちらも結論から言うと、きちんと支払われます！
会社へ残業時間を報告することで次の月の給与へ反映されます。
大手航空会社のグランドスタッフだと、コンプライアンスを遵守している企業が多いので作業になった分はしっかりと申告出来る環境が整っています。
最近は無駄な残業は削減しようと会社も、イレギュラーなどがなければ基本的に残業はなく終業することがほとんどなので、残業代が支払われるのはかなりレアケースです。
こういうケースは残業にならない
イレギュラーや残務処理で発生した残業代が支払われるとお話ししましたが、下記の場合は残業代は支払われません。
・教育期間中の時間外勉強
・あんちょこ（資料集）作りの時間
上記の内容については残業代は発生しません。教育中にテスト勉強の時間やあんちょこ作りの時間をもらえることがありますが、ほとんどは退社後に実施することになります。
まとめ
今回はグランドスタッフの仕事は残業についてお話ししました。
基本的に残業はなく、定時で帰れますが残業になるケースは以下の通りです。
①天候不良や機材整備の影響
②お客様からのクレーム対応
③残務処理で残業になるケース
①は新人さんでも対応する必要がありますが、②・③はほとんどがグランドスタッフとしてある程度キャリアを重ねた方達が対応することがほとんどです。
また、残業した分はきちんと残業代が支給されます。
とはいえ、グランドスタッフの仕事は交代制のため残業が発生することはほとんどありません。（ただし、担当業務や時期によっては残業が多い場合もあります）残業なしで帰宅できたので仕事後に予定を入れても問題なかったです。
私が働いていた頃は、残業に対しても厳しい目が向けられているのでなるべく残業にならないよう時間の工夫をされていたように感じます。
今回もグランドスタッフを目指している方の参考になれば嬉しいです。
